墓じまいの費用の詳細と負担の軽減方法について②

終活活動について
糸数盛夫(お墓ディレクター)
糸数盛夫(お墓ディレクター)

墓じまいにかかる費用は多岐にわたります。



 一般的には以下のような費用が含まれます。

墓じまいの費用の内訳について

1.墓石の撤去費用:


墓石を撤去し、現状回復するための費用です。墓石の大きさや設置場所によって異なりますが、10万円から30万円程度が目安です。

2.遺骨の移動費用:

墓じまい後、遺骨を別の場所に移す場合、その移動にかかる費用です。新しい供養先や納骨先の選定により費用が変動します。

3.寺院や霊園への離檀料:閉眼供養

お寺や霊園との契約解除や供養に関する費用です。

寺院によっては慣習として数万円から数十万円の離檀料が発生することがあります。


これらの費用を考慮し、事前に見積もりを取得することが重要です。

4.墓じまい費用を抑える方法

墓じまいの費用を抑えるための方法もいくつかあります。まず、複数の石材店から見積もりを取ることで、適正価格を確認できます。また、石材店によっては墓じまいのパッケージプランを提供しているところもあるため、これを利用することで費用を抑えることが可能です。

墓石の撤去や改葬作業は専門業者に依頼するのが一般的です。見積もりを複数取り、信頼できる業者を選びます。

さらに、遺骨を新たな供養方法で安置する際、従来の墓地よりも費用が安価な納骨堂や散骨を検討することも一つの手段です。現代では、合同墓や樹木葬など、経済的な供養方法が増えているため、家族の希望に応じて選択肢を広げることが大切です。

助成金や補助制度の活用

自治体によっては、墓じまいに関する助成金や補助制度を設けている場合があります。

特に、過疎化が進む地域では、墓じまいを推進するための支援を行っているケースがあるため、住んでいる地域の自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。

また、親族や家族と相談し、費用を分担することも考慮に入れましょう。

家族全員で負担を共有することで、一人ひとりの経済的負担を軽減することが可能です。


6.改葬手続きと骨壺の移動


改葬許可証を取得した後、実際の改葬を行います。業者が骨壺を新しい場所に移動します。

糸数盛夫(エンディングノート講師)
糸数盛夫(エンディングノート講師)

人生の状況や法律の改正に応じて、遺言書を定期的に見直すことが重要です。

墓じまいの費用の詳細と負担の軽減方法:まとめ

糸数盛夫(お墓ディレクター)
糸数盛夫(お墓ディレクター)

これらのポイントを押さえることで、墓じまいの費用に対する理解を深め、負担を軽減する方法を見つけることができます。

墓じまいは大切な家族の供養に関わることですので、
しっかりと準備し、適切な判断をすることが重要です

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