延命治療受けたいですか?本人と家族では10%近い開き 英国の「人生最終段階のケアシステム」を日本にも
「老衰」を死因とする割合が増加している。
令和2年における順位は「脳血管疾患」や「肺炎」を抜き、「がん」「心疾患」に次いで3位で、割合にして9.6%になっています。 「老衰死」は昭和22年をピークに減少していたが、平成13年以降は増加に転じている。 ご案内のとおり、死亡診断書に死因を記載できるのは医師のみである。 厚労省の「死亡診断書記入マニュアル」によると、「死因としての老衰は、高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死の場合のみ用いる」とある。
三宅島(伊豆諸島)では食べられなくなったら水を与えるだけ、そうすることにより苦しまないで静かに枯れるように息を引き取るという慣習があったそうだ。(「平穏死」のすすめ より)
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上が叫ばれて久しいが、一方でQOD(クオリティ・オブ・デス)「死の質」ランキングが注目されている。 終末期医療環境、終末期ケアの利用可能性・費用・質によって判定される国際ランキングだ。 2015年の指標では日本は80カ国中14位(前回は40カ国中23位)で、今後の緩和ケアの充実が重大な課題として指摘されている。 ちなみに1位は前回につづいてイギリスだ。 イギリスには「ゴールド・スタンダード・フレームワーク」と呼ばれる「人生最終段階のケアシステム」が存在していて、月に1度、意思確認の面談が行われている。 そこで、①本人が元気であるうちに最期のケアのあり方、死の迎え方についての希望をきくこと②本人の最も新しい意思を、絶えず確認し続けること、が実現されている。 この二点はとても重要な要素だ。そこに財産管理の分野も含めて「人生会議(ACP)」の存在意義を再認識した。 日本においても地域になんらかの仕組みを作って、人生会議が当たり前に行われるようになることを願う。 ところで春本番を迎え、木々に咲く花々を楽しまれていることと思う。 花が最期を迎える際、日本語には花によってそれぞれの状態を表す豊かな表現がある。 「桜は散る」、「梅はこぼれる」で、「牡丹は崩れる」、「椿は落ちる」、「朝顔はしぼむ」、「菊は舞う」といった表現を使う。では「人」の場合はどうだろうか。私は「死ぬ」ではなく、できれば枯れるように「往く」(往生)でありたいなと思う。 気になるニュース・延命治療受けたいですか?本人と家族では10%近い開き・英国の「人生最終段階のケアシステム 参考書籍:「平穏死」のすすめ 著者・石飛幸三(講談社文庫) 「老衰死」NHKスペシャル取材班(講談社)
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