毎年旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)には、沖縄県の各地でハーリーが行われます。その中でも、糸満の伝統行事「糸満ハーレー」(※糸満はハーレーと呼ぶ)に注目してみましょう。2023年のユッカヌヒーは6月21日(水)。
沖縄では糸満ハーレーの鉦の音がなると梅雨明けだと言われます。
出典:糸満市Facebook 出典:糸満市Facebook
コロナの影響で4年ぶりの開催になります。
毎年旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)には、沖縄県の各地でハーリーが行われます。
その中でも、糸満の伝統行事「糸満ハーレー」(※糸満はハーレーと呼ぶ)に注目してみましょう。
2023年のユッカヌヒーは6月21日(水)。
沖縄では糸満ハーレーの鉦の音がなると梅雨明けだと言われます。コロナの影響で4年ぶりの開催になります。
出典:糸満市Facebook
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糸満ハーレーとは?
出典:糸満市Facebook
沖縄県はGWの中盤あたりから、沖縄ならではの
海の伝統行事「ハーリー(ハーレー)」の本格的なシーズンになります。
沖縄の各地域で行われるハーリー競漕は、一般には旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)に行われますが、
※那覇ハーリーは観光客にも見てもらいたいという意図もあり、
ゴールデンウィークと重なる新暦の5月3日~5月5日の間に行われています。
糸満ハーレーは、古くから「海人(漁師)」の町といわれる糸満の一大イベントで、
ハーリーは、海の恵みに感謝し、より一層の豊漁と航海の安全、家内の安全と健康を神様に祈願する祭祀です。
糸満市指定民俗無形文化財にも指定されています。
「糸満ハーレー」の魅力とは?
「糸満ハーレー」は、“海人(※)のまち”ともいわれる糸満市の一大イベントで、
糸満市指定民俗無形文化財に指定されています。
沖縄では「糸満ハーレー」の鉦(かね)の音が鳴ると梅雨明けともいわれており、
沖縄県各地で行われるハーリーのなかでも特に人気があります。
古い時代からの集落である「西村」(にしむら)、「中村」(なかむら)、「新島」(みいじま)の
3つに分かれて、
サバニに乗り込み、熱い競漕を繰り広げます。
※海人(うみんちゅ):漁師や漁業など海の仕事に
携わっている人のこと
出典:糸満市Facebook
糸満ハーレー注目のプログラム
御願(ウガン)バーレー
「御願で始まり、御願で終わる」といわれる祭祀「糸満ハーレー」の最初の競漕プログラムが「御願ハーレー」。
ちなみに「御願(ウガン)」とは、ご先祖様や神様を尊み拝むこと。
漕ぎ手は、糸満漁業共同組合に登録している現役の糸満海人青年部に限定。
そこにデーフィ(旗振り役)が加わり、合計13人がサバニと呼ばれる船に乗り、3つの村に分かれてレースを行います。糸満の海人にとってこの御願バーレーは、これまでの一年を振り返って海の神様への感謝を捧げ、
これからの一年の大漁と航海安全、そして家内安全と健康を祈願する節目の行事なのです。
クンヌカセー(転覆競漕)
転覆ハーレーとも呼ばれる「クンヌカセー」は、レースの途中でなぜか一斉に舟を転覆させ、
泳ぎながら舟を元に戻し、再び乗り込んで競漕するというもの。糸満独自の教義で、那覇ハーリーでは見られません。
アヒル取り競争
アヒル取り競争は、糸満ハーレーの大人気プログラム。
地元の小学生から観光客の大人まで、誰でも参加できる競技です。
沖縄でアヒルは古くから食用として親しまれてきました。
今日の夕飯を得るための競技でもありました。港内にアヒルが50羽放たれ、
合図と同時に参加者たちが一斉に飛び込む。アヒルだけではなくスイカやもずくと
交換ができるボールも投げ込まれます。
アガイスーブ
一番人気の競技が「アガイスーブ」。
2,150mという長距離を各村の優れた漕ぎ手が出場して、集落の名誉をかけて競います。
2キロ以上の距離を漕ぐなんて、めちゃくちゃ体力を使いますが、各村の体力自慢の男性たちが出場します。
2023年の「糸満ハーレー」は、6月21日(水)に4年ぶりに開催されます。
開催日当日は、地元の小学校も休校となり、まち全体がお祭りムード一色となります。
https://okinawa-repeat.com/okinawadaisukikeko-itoman-event-hare/
引用元:沖縄REPEAT@何度でも行きたくなる沖縄観光サイト