3月19日は「音楽の日」です。 この記念日は、音楽関係者団体である日本演奏家協会が1991年に制定したもので、この日は音楽に関するコンサート(音楽(3))(19)を「素晴らしさや楽しさを体験したい」との思いから制定されました。
「ミュージックの日」の意味・由来とは?
3月19日は「ミュージックの日」。1991(平成3)年、音楽家の個人加盟によって組織化した労働団体、日本音楽家ユニオンが制定した記念日です。
日付は「ミュー(3)ジック(19)」と読む語呂合わせから。音楽のすばらしさや楽しさを発信し、より多くの人たちに音楽家が奏でる音の感動を知ってもらうことが、おもな目的です。「ミュージックの日」をきっかけに、音楽会やライブハウスといった場所での楽しみ方を啓蒙しています。
同団体以外にも、さまざまな企業が「ミュージックの日」にちなんだイベント・キャンペーンを開催。CDやカラオケなど若者を中心としたコンテンツだけでなく、コンサートのような生音の魅力を伝えるためには、特に有用な記念日といえるでしょう。
「ミュージックの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「ミュージックの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ミュージックの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ミュージックの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ミュージックの日」を元に発信をする流れ
「ミュージックの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ミュージックの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ミュージックの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ミュージックの日」を広報PRに活かした事例
「ミュージックの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ミュージックの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ミュージックの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.お風呂で聴く音楽に関するインターネット調査を実施
入浴関連の商品企画・販売などを行うバスリエ株式会社は、お風呂で聴く音楽の調査を実施しました。2021年3月から2022年2月にかけて、音楽に興味がある男女200人を対象に行ったインターネット調査です。
お風呂で音楽を聴く人の割合や、よく聴くジャンルなどを調査・分析し、2022年3月19日の「ミュージックの日」に合わせて発表。調査リリースでは、お風呂での音楽に求める効果と実際に感じた効果などを取り上げ、多くの人が入浴中に音楽を楽しんでいる分析結果を紹介しました。
参考:ストレス解消にはお風呂でアップテンポの曲がベスト!お風呂で聴く音楽の調査報告
事例2.老舗バッグメーカーとコラボしたトートバッグをSNSキャンペーンでプレゼント
ヒビノ株式会社は、2022年3月19日の「ミュージックの日」にちなんだSNSキャンペーンを開催しました。3月15日〜28日の期間中、同社の公式Twitterアカウントをフォロー・リツイートすると、「ヒビノ×横濱帆布鞄 オリジナル・トートバッグ」が当たるプレゼントキャンペーンです。
音響やLEDディスプレイを駆使した大型映像を提供する同社と、老舗バッグメーカーの「横濱帆布鞄」がタッグを組んだプロジェクト。コンサートやイベントの設営に携わる音響・映像エンジニアのために、ヘルメットが入る大容量や、防水・対抗・防炎性といった機能性にこだわっているのが魅力的です。
参考:コンサート音響・映像エンジニアの声から生まれた「ヒビノ×横濱帆布鞄 オリジナル・トートバッグ」が当たるTwitterフォロー&RTキャンペーンを3月15日より開始
事例3.ミュージカル映画の名曲をクラシックで演奏
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、2022年6月22日に開催される「新日本フィルハーモニー交響楽団が奏でる ミュージカル映画の世界」のプレスリリースを発表しました。代官山蔦屋書店と新日本フィルハーモニー交響楽団が、クラシック音楽を楽しんでもらうためにイベント化したプロジェクトです。
『オズの魔法使い』からは「Over the Rainbow」、『雨に唄えば』からは「Singin in the Rain」など、映画史に残る名曲を多数ピックアップしています。映画を知らない人でも聞き覚えのある選曲となっているため、オーケストラが好きな人はもちろん、ミュージカル音楽に興味がある人にとっても魅力的なイベントです。
参考:【代官山 蔦屋書店】「サウンド・オブ・ミュージック」「雨に唄えば」など、映画史に残る名曲を上質な演奏で体験できる室内楽イベント『新日本フィルハーモニー交響楽団が奏でる ミュージカル映画の世界』を開催。
事例4.ゲーム大会の王者決定戦テーマソングを大物歌手がプロデュース
NetEase Interactive Entertainment Pte. Ltdは、同社が運営するバトルロワイアルゲーム「荒野行動」にて開催される全国大会「荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻」の王者決定戦FINAL DAYを発表しました。
全国から20チームが集合し、総額1億円の賞金をかけて競うオフラインバトルです。スペシャルゲストが参戦するほか、大物歌手がプロデュースしたテーマソングの公開も決定。開会式では、荒野プレイヤーメンバーを交えたバンド演奏も実施し、音楽による盛り上がりを見せています。
参考:“Eスポーツ X スポーツ X ミュージック”オールスターが『荒野行動』へ集結!2022『荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻』荒野王者決定戦FINAL DAY 5月28日
事例5.押すと音が出る子ども向けの教育楽器を新発売
株式会社鈴木楽器製作所は2022年4月、「ミュージック ポン・プー P-tunes(ピーチューンズ)」と名付けた新商品のプレスリリースを発表しました。教育向けの楽器メーカーとして、小さな子どもや親子が遊べるよう開発された打楽器です。
ドレミファソラシドの1オクターブ8音がセットになった商品で、各楽器の天面を押したり叩いたりすると音が鳴る仕組み。プレスリリースでは、本商品を実際に演奏した様子を紹介しているのがGOODポイントです。
参考:「ポン」と押すと「プ~」と鳴る1オクターブの打楽器、「ミュージック ポン・プー P-tunes(ピーチューンズ)」4月12日新発売
「ミュージックの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
3月19日の「ミュージックの日」は、音楽に注目が集まり、コンサートの観覧や音楽イベントを想起させるきっかけになる日です。音楽業界の方やコンサート運営に携わる方、楽器を開発・販売する企業の方にとっては特に、「ミュージックの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ミュージックの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
https://prtimes.jp/magazine/today/music-day/
より転用させて頂きました。