おはようございます。恵みの朝を迎えました!
2025年最初の金曜日と連休を迎えました。
★楽しい週末の金曜日の一日をお過ごしください。
今日の天気は、最高気温13℃最低気温12℃降水確率0%です。
ジブン時間を確保して「PERFECT DAYS」を鑑賞しました。
ジブン時間を確保して映画鑑賞を満喫しました。
ドイツ出身の世界的巨匠であるヴィム・ヴェンダース監督と、日本を代表する俳優の役所広司がセッションする日本映画が見られる日が来ようとは、「パリ、テキサス」(1984)や「ベルリン・天使の詩」(1987)などのヴェンダース作品を筆者がVHSで鑑賞していた約30年前には思いもしなかった。
しかも“フィクションの存在をドキュメントのように追う”という、ドキュメントとフィクションで映画制作を極めてきたヴェンダース監督にしか描き得ない映画。
役所が演じるのは、東京・渋谷で公衆トイレの清掃員として働く平山。
古いアパートで毎朝、近所の老女が掃除する竹ぼうきの音で目覚め、昨日と同じように支度をし、いつもと同じように静かに淡々と働く毎日が、光と影とともにドキュメントのように描かれる。
この同じように見える毎日が中盤くらいまで繰り返し映し出され、見る人によってはまるでループしているようにも見えるかもしれない。
だが、そんな毎日を平山が“同じ”ではなく“新しい日”として迎えていることが、毎朝アパートを出て空を見上げる役所の表情から伝わってくる。
平山は寡黙な男であり、規則正しく、ルーティンをこなす。毎朝植木に水をやり、仕事を終えると銭湯に行き、居酒屋で酒を飲み、部屋では古本を読みながら寝落ちするのもその一つである。
極力他人と関わらないことで“孤独”であることを忘れようとしているのかもしれないが、“孤独”=自由を享受しているようにも見える。
50歳をゆうに過ぎているであろう男が、なぜアパートで一人暮らしをして、清掃員の仕事を黙々としているのか。その研ぎ澄まされたような姿は悟りに至った僧侶のようにも見える。
だが、そんな彼が見ている世界、ふとした時に向ける視線の先には木々や光が溢れている。
今回の映画の主なあらすじ・感想
朝日、木漏れ日、夕日、街並みや公園、トイレ、運転中の車のフロントガラスなどの光の屈折や反射。ヴェンダース監督の過去作品を見ていれば、ここに過去のシーンを重ね、敬愛する小津安二郎監督作品の面影も感じ取ることができるだろう。
映画の写真や評価や感想は、全てネットから引用させて頂きました。