沖縄のお墓の主な5つの行事に風習行事について

沖縄のお墓について
糸数盛夫(お墓ディレクター)
糸数盛夫(お墓ディレクター)

沖縄は独特の風習、行事が多く存在します。これらは主に仏壇やお墓を中心に、旧暦に行われます。今回はお墓で行われる主な行事について紹介させて頂きます。

1・沖縄な主な5つのお墓の風習行事

①ジュールクニチ(十六日)

営業担当:上原
営業担当:上原

これは旧暦の16日に行われる先祖供養のお祭りで「あの世のお正月」と考えられており、

お供え物をしてウチカビを焼いて供養します。主に沖縄の離島地域では盛大に行われています。

※沖縄島の中南部では離島ほど大きくは行いません。また沖縄本島北部では新暦の1月16日に行う地域もあります。

②清明祭(シーミー)

営業:新嘉喜
営業:新嘉喜

4月下旬~5月ごろまでに行われる行事で、本来であれば清明の入り(新暦4月5日頃)から2週間の間で行われますが、、、、

沖縄も近年では、あまり伝統に縛られずに、混雑回避や家族・親類の都合を考えて日にちをずらす事も多くなりました。

シーミーは基本的に墓前で行われ重箱などのごちそうや果物、お菓子、お花などをお供えしお線香をあげ、ウチカビを焼きます。
門中や親戚が一同に会しごちそうを頂きます。ご先祖様やお墓の土地の神様に感謝し、親戚同士久しぶりの再会で近況を聞きあったり賑やかな行事です。

元々は中国から伝わった行事とされており本島中南部を中心に盛んに行われております。

★ただし、本島北部や離島地域ではあまり盛んではありません。また新仏がいる家庭では三回忌まで控える所もあります。

③七夕(旧暦七月七日)

糸数盛夫(終活ガイド上級)
糸数盛夫(終活ガイド上級)

この日はお墓にお花、お酒、お茶、線香をお供えし「もうすぐお盆です。お迎えする準備が出来ています」とご先祖様にお伝える事を風習としています。

霊園墓地の場合はそうでもないのですが、個人墓地の場合は草刈りや伐採を行い墓周辺までお掃除をしましょう。

永代供養墓は一般的に集合型のお墓が多く、土地の有効活用が図られています。
個別のお墓に比べて、土地や資源の消費が少ないため、環境に優しい選択肢といえます。

④旧盆(旧暦の七月一三日~一五日)

広報:木村
広報:木村

旧暦の七月一三日~一五日までお盆行事を行います。基本的にそれぞれの家にご先祖様をお迎えし(仏壇にて)三日間過ごす方々が、多いようです。

※一部の地域では初日のウンケーにお墓参りをしてご先祖様を迎えに行くところもあります。

⑤お彼岸について

糸数盛夫(尊骨士)
糸数盛夫(尊骨士)

春分と秋分の日をはさんで前後三日間、計七日間に「彼岸祭」が行われます。

現世を「此岸」、来世を「彼岸」と仏教では伝えておりそこに由来しています。彼岸の期間内に仏壇とお墓をきれいにして餅とごちそう、お酒を仏壇にお供えしウチカビを焼きます。

沖縄では彼岸の日に墓参りに行く方は少なく、間違えた解釈をしている方も少なくありません。

※(彼岸にお墓参りに行くと不吉など)前述でも申し上げたように、定期的に墓掃除や墓参りを行う事、その気持ちは仏さまにとって喜ばしいことと風習と言い伝えが残っています。

沖縄のお墓の主な5つの風習行事についてのまとめ

糸数盛夫(お墓ディレクター)
糸数盛夫(お墓ディレクター)

沖縄県は、琉球時代の頃から中国の影響を深くうけているので様々なお墓の行事が
独特の風習、行事が多く存在します

★家族の状況や価値観を踏まえた上で、慎重に選択することが大切です。

       ★沖縄の風習シリーズについてのご理解ご協力へのお願い

※毎回書かせて頂いている「沖縄の風習シリーズ」はみくにの会社もお陰様で8年目に入り、
地道に毎日、稚拙なブログを書かせて頂いています。

このグログを読んだ読者様からじつにさまざまな御質問等を頂きます。

その中から沖縄に昔からある伝説・風習等を調査してその意味等を書かせて頂いています。

その為にその地域独特の「伝説・慣習」には、現在の社会情勢・常識から乖離した習慣もあります。
著者としてその習慣について擁護・批判する立場には加担する目的はありません。

予めご理解・ご協力の程宜しくお願います。 


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