
あなた様が、ご自身の為に書いておくことで、残された家族は様々な決め事や手続きを進めやすくなります。
解約しなければならないサービスのことや、資産のこと、葬儀内容をはじめ、供養方法、
家族へのメッセージなど、記入していくアイテムです。
エンディングノートに自分の希望や思いを記すことで、家族や遺族があなたの意向を理解しやすくなります。
①医療や介護の希望、②財産の分配、③葬儀の形式などを具体的に書き留めることで、
後に残る家族がスムーズに対応できるようになります。
また、エンディングノートは法的効力はないものの、遺言書と併せて使用することで、より確実に自分の意志を伝える手段となります。


厚労省が病院におけるエンディングノート活用を推奨する主なポイント
以下の主な3つのポイントをご紹介します。

1.人生会議(ACP)の促進につながる

厚労省は「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)」を推進しております。
患者本人が将来の治療や療養方針についてあらかじめ意思を記録することが重要とされています。
エンディングノートは、治療・介護の希望、延命措置の有無、信頼する相談者などを記すツールとして、ACPの実践に役立ちます。

2.医療現場における家族との意思疎通の円滑化

急な病状悪化や意識障害などで本人の意思確認が困難な場面では、家族が判断を求められることがあります。
★エンディングノートに本人の希望が書かれていれば、家族も医療者も迷わずに方針を共有でき、
不要なトラブルや精神的負担を軽減できます。

3.QOL(生活の質)を尊重した医療の提供

エンディングノートには医療・介護だけでなく、暮らしや死生観、信仰、価値観なども記すことができます。
これにより、患者の「その人らしい生き方と最期」を尊重する医療や看取りの実現が可能となります。
★病院はこの情報をもとに、より個別化されたケアを提供できます。

厚生労働省が病院や医療機関においてエンディングノートの活用を推奨する背景:まとめ

今後、ますます高齢者の増加により医療費が高騰する事が予想されますので、官民一体となり出来るところから始めて行くことが望まれます。
★無理なく、あなたらしい終活の第一歩を踏み出してみましょう。
